自転車のブレーキをかけた時に「キーッ」という音が鳴ると、気になってしまいますよね。
この異音は単に音だけの問題ではなく、メンテナンスのサインであることも多いです。
本記事では、ブレーキ音が発生する主な原因や、音を軽減するための調整・清掃方法を詳しく解説します。
さらに、異音を未然に防ぐためのメンテナンス方法や、おすすめのアイテムもご紹介。自転車の快適な走行を維持するためのポイントが分かります。
因みに自転車のブレーキには、リムブレーキ、ディスクブレーキ、ハブブレーキなどいくつかの種類がありますが、ここでは私が乗っているクロスバイクについているリムブレーキを中心にお話しを進めたいと思います。
自転車のブレーキ音が発生する主な原因とは?
1-1. ブレーキシューとリムの擦れ方の影響
ブレーキレバーを握った時に「キーキー」とうるさいブレーキ音の原因として最も一般的なのは、ブレーキシューとリムの摩耗です。
ブレーキシューとは、ブレーキのゴム部分で消耗しやすいパーツのことです。
自転車のブレーキシステムでは、ブレーキシューがリムに接触して摩擦を生み出し、車輪を減速させます。
しかし、長期間使用していると、ブレーキシューがすり減ってしまい、十分な摩擦を得られなくなることがあります。
その結果、摩擦が不均一になり、異音が発生することがあります。
また、ブレーキシューとリムの角度によっても音鳴りが発生することがあります。
特に、リム自体が汚れている場合や、シューに異物が付着している場合は、ブレーキ音が大きくなることがあります。
ブレーキをかけた際に「キーキー」や「ギギギ」といった音がする場合は、まずブレーキシューの状態を確認し、必要に応じて交換や清掃を行うことが重要です。
1-2. 雨天時や湿気によるブレーキ音の増加
雨天時や湿気の多い環境では、ブレーキ音が増加することがあります。
これは、リムやブレーキシューが雨水などで濡れることで、ブレーキの効きが一時的に悪化し、音が出やすくなるためです。
特に、リムが濡れていると、ブレーキの初期反応が鈍くなり、シューとリムの間で滑りが生じ、断続的な異音が発生します。
この問題を軽減するためには、ブレーキシューの種類を見直すことが効果的です。
例えば、雨天時でもしっかりとブレーキが効くシューを選ぶことで、湿気による異音を防ぐことができます。
また、クリーナーでリムの汚れなどを拭き取ることで、音の発生を抑えることができます。
1-3. 自転車のブレーキ音と種類別トラブルの原因
自転車のブレーキ音は、ブレーキの種類によっても異なる原因が考えられます。
例えば、リムブレーキの場合、ブレーキシューとリムの摩擦が原因で異音が発生することが多いですが、ディスクブレーキの場合は、ディスクローターとパッドの摩耗や汚れが主な原因となります。
ディスクブレーキでは、特にローターが汚れていたり、パッドに金属片が混入している場合、「ゴリゴリ」とした音が発生することがあります。
このような音が聞こえた場合は、早急にパッドやローターの清掃、または交換を行うことが推奨されます。
また、音の大きさや種類によって、問題の深刻度を判断することも可能です。
軽い音であれば清掃や簡単な調整で解決できることが多いですが、大きな音や異常な振動を伴う場合は、プロの点検を受けることを検討すべきです。

自転車ブレーキの異音を解消する方法
2-1. ブレーキシューの角度調整の重要性
ブレーキシューの角度が適切に調整されていない場合、ブレーキ音が発生する原因となります。
シューがリムに対して平行に設置されていないと、シューの一部が先にリムに接触し、その部分に強い摩擦がかかることで異音が発生します。
特にリムやブレーキシューが雨水などで濡れているわけでもないにもかかわらず、ブレーキをかけるたびに「キーキー」という音がする場合、パッドの角度を確認してみるといいでしょう。
適切な角度は、ブレーキシューがリムに均一に当たるように設定することです。
角度調整には六角レンチを使用して、シューがリムに垂直に接触するように微調整を行います。
角度を少し調整するだけで、ブレーキ音が大幅に軽減され、ブレーキの効きも向上することがあります。
この時、ブレーキシューチューナーを使えば、ブレーキシューの位置を丁度良い角度に調整できるので便利です。
2-2. リムの清掃で異音を解消する具体的な手順
リムに汚れが付着していると、ブレーキをかけた際に滑りやすくなり、異音が発生することがあります。
特に、雨天や長期間の使用によってリムにできた小さな傷(溝)に砂や泥が溜まりやすく、それが原因でブレーキ音が発生することがあります。
リムの清掃を行うことで、ブレーキの効きが改善され、異音を解消できる可能性が高いです。
清掃の手順は、まず自転車を安定させて、リム全体をチェックします。
次に、柔らかい布やスポンジを使用して、専用のクリーナーでリム表面を拭き取ります。
汚れがひどい場合は、消しゴムや歯ブラシなどを使って細かい部分を清掃し、ブレーキシューにも付着物がないか確認します。
最後に、乾いた布でしっかりと汚れやゴミなどを拭き取ることで、滑りや異音を防ぐことができます。

自転車ブレーキの異音を防ぐための日常メンテナンス
3-1. 定期的なブレーキシューとリムの清掃
先ほどもお話しした通り、ブレーキ音の原因の一つとして、ブレーキシューやリムに溜まった汚れが挙げられます。
特に雨天時や泥道を走行した後は、リムやシューに砂や泥が付着しやすく、これが異音を引き起こすことがあります。
したがって、定期的な清掃が非常に重要です。
清掃手順は簡単です。
まず、自転車を安定させて、リム全体を確認します。
柔らかい布やスポンジを使用して、リムクリーナーで汚れをしっかりと取り除きます。
特にシューが接触する部分に汚れが残らないよう注意しましょう。
また、ブレーキシューも専用のクリーナーで拭き取ることで、効果的に異音を防ぐことができます。
3-2. ブレーキシュー&ブレーキパッドの交換タイミングと費用目安
ブレーキシューやブレーキパッドは消耗品であり、使用頻度に応じて定期的に交換が必要です。
Vブレーキやキャリパーブレーキのブレーキシューは、ある程度厚みが減ってきたら早めに交換します。
ディスクブレーキの場合、ブレーキパッドの厚みが1mm以下になった場合や、ブレーキをかけた際に効きが悪くなったと感じたら、交換のサインです。
また、ブレーキ音が発生しやすくなることも、パッドの劣化が原因の一つです。
ブレーキシューやブレーキパッドの交換費用は、ショップにもよりますが、シュー&パッド自体の価格が500円〜2,000円程度が一般的です。
交換作業を自分で行う場合、費用はパッドの価格のみですが、ショップに依頼する場合は作業費が追加されるため、トータルで2,000円〜6,000円程度を見積もっておくと良いでしょう。
3-3. 異音を未然に防ぐための定期点検のポイント
異音を防ぐためには、定期的なブレーキシステム全体の点検が不可欠です。
特に、ブレーキシューの角度やリムの状態、ブレーキワイヤーの張り具合など、異音の原因となりやすい箇所を定期的にチェックすることが重要です。
ワイヤーの緩みやシューの摩耗を見逃さないためにも、月に一度の点検をおすすめします。
また、自転車ショップでのプロによる点検を受けることで、見落としがちな部分も確認してもらえます。
費用は点検内容にもよりますが、1,000円〜3,000円ほどで行えることが多く、安全な走行を維持するためにも、定期的な点検は欠かせません。

自転車ブレーキの音を軽減するおすすめアイテム
4-1. ブレーキシューの選び方
リムブレーキの異音を防ぐためには、適切なブレーキシューを選ぶことが重要です。
ブレーキシューの選び方にはいくつかのポイントがあります。
まず、リムとの相性です。
例えば、アルミリムには一般的なゴム製のシューが適しており、カーボンリムの場合は専用のブレーキシューを選ぶ必要があります。
また、耐摩耗性や耐熱性も確認しておくことが大切です。
適切なブレーキシューを選べば、優れた制動力を発揮し、雨天時でも安定したブレーキ性能を維持できます。
また、騒音の発生も抑えられるため、異音対策としても効果的です。
4-2. 防音効果が高いラバー砥石
ブレーキ音の原因の一つとして、リムに付着した汚れや油分が挙げられます。
定期的にリムを清掃することで、異音を防ぐだけでなく、ブレーキの効きも向上します。
特に、防音効果が高いリムクリーナーの使用がおすすめです。
「ラバー砥石」は、効果的に汚れを取り除くことができるツールです。
丁寧に作業すると多少骨は折れますが、リムに残ったブレーキシューの粉や汚れを取り除き、異音を解消する効果があります。





