自転車通勤は健康的で自由度が高い反面、やめた方がいいという意見も増えています。
特に、天候に左右されやすいことや季節ごとの健康リスク、事故の危険性など、思わぬデメリットが浮き彫りになっています。
私の中では、満員電車に揺られるストレスと自転車通勤を比較した時に文句なしで自転車通勤に軍配が上がりますが、確かに道路を走行中に事故に遭うリスクは?と聞かれれば答えに詰まってしまいます。
満員電車には痴漢に遭うという最悪なリスクがありますが、生命までは脅かされにくいでしょうから。
この記事では、具体的に自転車通勤のどのようなデメリットがあり、どんな対策が取れるのかを詳しくご紹介します。
自転車通勤を続けるかどうか迷っている方や、少しでも快適に自転車通勤をしたい方にとって、役立つ情報が満載です。
自転車通勤の一般的なデメリット
1-1. 天候に左右される通勤の難しさ
自転車通勤の最大のデメリットの一つは、天候に大きく左右されることです。
晴天の日には快適に走行できる一方、雨の日や強風の日には通勤が大変困難になります。
特に、梅雨の時期や台風の季節には、頻繁に雨が降るため、毎日の通勤がストレスになることも少なくありません。
雨天時には、視界が悪くなり、道路の滑りやすさも増すため、安全面でもリスクが高まります。
また、雨の日の自転車通勤には、専用のレインウェアや防水シューズ、バッグカバーなどを準備する必要があります。
これらレインウェアなどの装備は、着脱に時間がかかるため晴天時よりも時間に余裕をもって準備しなければなりませんし、追加のコストも発生します。さらに、雨天後に自転車のメンテナンスが必要になります。
さらに、風が強い日には、向かい風で体力を奪われることや、髪が乱れることもあり、見た目の問題にも影響が出ます。
私もそうなのですが、特に女性の方などは風で髪が乱れやすく、通勤途中での身だしなみを整えるための時間が必要になることもあるでしょう。
また、冬季には路面の凍結により自転車の転倒リスクが増すため、悪天候の日は自転車での通勤を避ける判断が求められることもあります。
このような天候の影響は避けようがないので、天気予報をチェックし、雨が予想される日は電車やバスなど、別の交通手段を検討することも重要です。
しかし、天気予報で事前に確認することはできても、突然の雨や風の変化に完全に対応するのは難しいものです。
実際に、通勤途中に天気が急変してしまうことはよくあることで、こうした不測の事態に備えるために、替えの衣類や靴を持参したり、雨具を常備したりする必要が生じます。
このように、天候に左右される自転車通勤は、電車通勤に比べて準備すべきことが多くなりがちです。
日本のように気候変動が多い地域では、自転車通勤が常に快適であるとは限らず、場合によっては電車通勤の方が時間通りに職場に到着できるなど、安定性の面で優れていると言えるでしょう。

1-2. 季節の影響と健康リスク
自転車通勤は季節の変化によって通勤環境が大きく左右されるため、健康リスクを伴う可能性があります。
例えば、夏場の猛暑日には、通勤中に大量の汗をかくことになり、職場に着く頃には不快な状態になることが多いです。特に、長距離の通勤では、体力の消耗が激しくなり、集中力の低下や熱中症のリスクも考えられます。
また、汗をかくことで服が湿ってしまい、清潔感の問題や不快感を覚えることもあるでしょう。そのため、夏場の通勤時には、通気性の良いウェアや水分補給が欠かせません。
一方、冬場には寒さとの戦いがあります。寒風にさらされながらの通勤は、体が冷え切ってしまうことがあり、風邪を引きやすくなる可能性もあります。手や顔が冷えないように、グローブやネックウォーマー、ウィンドブレーカー、シューズカバーなど、防寒対策が必要です。
住んでいる地域によっては、冬の早朝は路面が凍結している場合もあり、滑りやすい状態での通勤は転倒事故の危険性も伴います。
こうした冬の通勤は、服装や防寒具の工夫をしても限界があり、路面状況にも気を使うため、思った以上にストレスがかかります。
さらに、季節によっては花粉症に悩まされる人も多く、春や秋の通勤はアレルギー症状による不快感を伴います。
自転車通勤中は、常に外気に触れているため、花粉を大量に吸い込むことになり、くしゃみや目のかゆみで運転に集中できないケースもあります。
そのため、マスクやサングラスの着用が必要な人もいるでしょうし、それでも防ぎきれないこともありますから目薬なども用意した方がいいかもしれませんね。
自転車通勤には季節を通して柔軟に対応するための準備が必要であり、夏場は暑さ対策、冬場は防寒対策、そして花粉症のシーズンにはマスクやゴーグルなどが必要になるでしょう。
特に長距離を自転車で通う場合、こうした季節の変化や健康リスクは電車通勤と比べてデメリットが大きく、日々の通勤が体力と精神的な負担になりかねません。
1-3. 事故のリスクと安全対策
自転車通勤には、事故のリスクが伴います。
車道を走る際、特に自転車は車両として扱われるため、車道の左端を走行する必要がありますが、自動車との接触や幅寄せの危険がつきまといます。
特に都市部では交通量が多く、自転車専用レーンが整備されていない道路も多いため、車や歩行者との接触事故が起こりやすい環境です。
また、雨の日には視界が悪くなり、路面が滑りやすくなるため、転倒事故のリスクも高まります。例えば、マンホールや白線など、滑りやすい部分での転倒には特に注意が必要です。
さらに、夜間の自転車通勤は一層リスクが増します。 暗い道路では自動車や歩行者に自転車の存在が認識されにくくなることがあります。
ですから、ライトや反射材を駆使して自分の存在を周囲にアピールすることが重要です。特に、後方からの視認性を高めるために、テールライトの取り付けは非常に大切です。
もし、自転車通勤時に交通事故に遭遇した際、自転車は身体がむき出しの状態であるため、事故の衝撃をまともに受けることになります。
実際、国土交通省のデータによると、自転車関連の事故は毎年増加傾向にあり、特に通勤時間帯の事故率は高いとされています。
自転車通勤の安全対策として、まずヘルメットやプロテクターなどの着用が推奨されます。
近年では、デザイン性が高く、軽量で通気性の良いヘルメットも多く販売されており、装着感が気にならないものも増えています。
余談ですが、私はヘルメットを脱いだ後の髪型が非常に気になります。
ヘルメットは通気性を高めるためにいくつもの通気孔が開いています。その通気孔の形に合わせて髪の毛が凸凹になってしまいます。
私は、ワークマンで売っているヘルメット用のインナーキャップを愛用しています。髪の毛がぺったんこになってしまいますが、ヘルメットのインナーに合わせて凸凹になるよりだいぶマシです。
安全対策として、他に挙げられるのは日頃のメンテナンスです。
タイヤの空気圧やブレーキの調整が不十分な状態での運転は事故を招く要因となりえます。 特に、出勤前にチェーンの緩みやライトの点灯を確認するなど、細かな点検を怠らないことが安全につながります。
さらに、交通ルールの遵守も重要な安全対策の一環です。信号や一時停止の標識に従うことはもちろん、やむを得ず歩道を走る場合は、車道側を徐行し歩行者優先を心掛けるなど、安全運転を徹底することが事故防止につながります。
このように、自転車通勤には日々の通勤手段として利用するには事故のリスクがつきまとうことを理解し、可能な限りの安全対策を講じる必要があります。
安全な通勤のために、ヘルメットやライトなどの装備の見直しや、事前に自転車専用レーンのある道や交通量の少ない道をリサーチして運転に適した経路の選定が欠かせないでしょう。

自転車通勤で考慮すべき問題点
2-1. 荷物の運搬と利便性の問題
自転車通勤には、荷物の運搬に関する利便性の問題がつきものです。
特に、パソコンや書類、着替えなどを持ち運ぶ必要がある場合、自転車での通勤は不便に感じることが多いです。
リュックやサイドバッグを利用することである程度は対応できますが、荷物が重いとバランスを崩しやすくなり、事故のリスクも高まります。荷物をリュックに入れると、夏場には背中に汗がこもり、通勤途中での不快感や服のシワなども避けられません。
また、重い荷物を背負って長時間自転車を漕ぐことは、肩や腰に負担がかかり、疲労感が増す原因にもなります。
荷物の量や内容によっては、専用のキャリアやバスケットの取り付けが必要になりますが、これもまたコストとメンテナンスの手間がかかります。
自転車は荷物を積載するスペースが限られており、大きな荷物やかさばる荷物を運ぶことが難しいので、電車や車の通勤に比べて荷物を運ぶという点においては利便性に欠けると言えます。
荷物を持ち運ぶ負担を軽減するためにリュックではなくサドルバッグを使う選択肢もありますが、通勤バッグをそのまま取り付けることができないため、別途収納を工夫する必要があります。
仕事道具や個人用のアイテムを持参するビジネスパーソンにとって、毎日の荷物の準備と運搬は割と大きな労力となりかねません。
また、雨具や着替えなどを持参する場合、雨天や雪の日には荷物の防水対策が必須です。
防水カバーを使用しても、完全に濡れないわけではなく、到着時に荷物が濡れてしまうリスクがあるため、書類や電子機器を持ち運ぶ際には注意が必要です。
私が愛用しているのはオルトリーブのリュックです。防水性能が高いですし、背中の接触部分に多少の隙間ができるように作られているので割と気に入っています。
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2-2.自転車通勤時のファッション問題
自転車通勤は通勤時間の節約や運動不足解消には効果的ですが、通勤時のファッションに関しては課題も多くあります。
特にビジネスシーンでスーツやビジネスカジュアルを着用する場合、自転車での通勤は現実的な選択肢ではなくなることもあります。
自転車を漕ぐとどうしても汗をかきやすく、夏場であればシャツやスーツが汗で湿り、不快な状態になるだけでなく、職場での印象も悪くなりかねません。
また、汗が原因で服にシワができたり、整髪料が落ちて髪が乱れるといった点も悩みの種です。
さらに、女性の方であれば、風で髪が乱れやすく、スカートやヒールを履くことが難しいため、通勤時にはカジュアルな服装が求められる場合が多いでしょう。
しかし、職場でのドレスコードがある場合は、着替えを持参する必要が生じ、かえって荷物が増えてしまいます。
また、冬場には防寒対策も欠かせませんが、厚手の防寒着を着て通勤すると、自転車を降りた後はオフィス内で暑く感じることがあるため、衣類の調整に工夫が必要です。
髪型も多くの自転車通勤民を悩ませている問題の一つです。
安全のためにヘルメットは欠かせませんが、ヘルメットをそのまま被れば凸凹の変な髪型になりますし、ヘルメットの下にインナーキャップを被ればぺったんこヘアーの出来上がりです。
中には安全性を投げ売って、ノーヘルの通勤者もいますが風や雨、そして自分の汗による影響からは逃れようもありません。
雨の日にはさらにファッションの制約が増します。 例えば、レインコートや防水カバーを用意するのは一般的ですが、完全に防水できるわけではなく、靴やズボンが濡れるリスクがあります。
多くの場合、雨具の装備を整えることで対策を図りますが、職場に到着してから濡れた靴や服を整える手間が生じるため、やはり不便さが残ります。
2-3. 飲酒やイベント参加時の制限
自転車通勤を選択すると、仕事後の飲み会や友人とのイベントに参加する際に、飲酒に対する制限が生じることは大きなデメリットの一つです。
自転車もれっきとした車両に該当するため、飲酒運転は禁止されています。 少量のアルコールでも、警察に見つかると罰則の対象となり、最悪の場合は事故のリスクも伴います。
実際、会社帰りの飲み会があるたびに 公共交通機関の利用が必要になりますが、駅から自宅までの距離を再び徒歩で移動する手間が発生するなど、かえって不便に感じるケースも少なくありません。
また、アルコールの摂取はしないと決めて会社の飲み会に参加する際も、自転車通勤者は利用手段の制約を感じることがあります。
それは飲み会の会場近くに自転車を停める場所がない場合や、盗難リスクが高いエリアでは、自転車を利用するのが不安に感じられることもあるでしょう。
このように、自転車通勤は飲酒やイベント参加時に柔軟な対応が難しくなります。
とは言え、毎日飲んで帰るという人以外にとっては大した問題では無いと個人的に思っています。

2-4. 自転車通勤ができない時の代替手段
天候や体調不良、または自転車の故障などで、自転車通勤ができない場合には代替手段を考える必要があります。
最も一般的な選択肢としては、公共交通機関を利用することが挙げられますが、普段自転車で通勤している場合、定期券を持っていないことも多く、都度の交通費がかさむ可能性があります。
また、駅やバス停から離れた場所に住んでいる場合、公共交通機関を利用するのが不便に感じることもあります。
このような状況では、タクシーやカーシェアリングの利用が考えられますが、これらはコストが高く、頻繁に利用するには経済的な負担が大きくなります。
代替手段を考える際には、事前にいくつかのオプションを用意しておくと安心です。
例えば、雨天が予想される日は、前もって公共交通機関の利用を計画し、必要な場合にはレンタルサイクルやカーシェアリングを利用するなど、柔軟に対応できる体制を整えておくと良いでしょう。

自転車通勤のデメリットを克服する方法
3-1. 雨天や季節対策の装備選び
自転車通勤を続ける上で、雨天や季節の変化に対応するための装備選びは非常に重要です。
特に雨の日には、視界が悪くなり、路面が滑りやすくなるため、安全性を確保するためには適切な装備が欠かせません。
例えば、防水性能の高いレインウェアやシューズカバーを準備することで、雨に濡れて不快な思いをすることなく通勤が可能です。
「Mont-bell」のようなブランドのレインウェアは、防水性と通気性に優れ、快適な着用感を提供してくれます。
また、冬の寒さ対策としては、防寒性の高いアウターやグローブ、ネックウォーマー、シューズカバーが必要です。
「ユニクロ」などで販売されているヒートテック素材のインナーウェアは、寒さをしのぎつつも動きやすさを損なわないので、自転車通勤の人に重宝されているようです。
さらに、日が短くなる秋冬の時期には、反射材付きのジャケットやライトを活用して、自身の存在をアピールし、事故を防ぐことも大切です。
季節ごとの適切な装備を揃えることで、快適さと安全性を確保しながら自転車通勤を続けることができます。
3-2. 安全性を高めるための装備とメンテナンス
自転車通勤において、事故を防ぐための安全装備と日々のメンテナンスは欠かせません。
まず、ヘルメットの着用は基本中の基本です。「OGK Kabuto」や「GIRO」などの信頼性の高いブランドから選ぶことで、頭部をしっかりと保護し、万が一の事故に備えることができます。
また、ライトやリフレクターの使用も重要です。特に、暗い時間帯に走行する際は、前後にライトを取り付けることで、他の車両や歩行者に自身の存在を知らせることができます。
さらに、定期的な自転車のメンテナンスも、安全な通勤には不可欠です。
タイヤの空気圧やブレーキの効き具合、チェーンの潤滑状態などを定期的にチェックし、異常があればすぐに修理や調整を行うように心掛けましょう。
特に、雨天後や長距離走行後は、メンテナンスを怠らずに行うことで、次回の通勤を安心して行うことができます。
このように、安全性を高めるためには、適切な装備の選択と日々のメンテナンスが重要です。 これにより、快適で安全な自転車通勤を実現できます。
3-3. 柔軟な通勤方法を取り入れる工夫
自転車通勤を続けるためには、状況に応じた柔軟な通勤方法を取り入れることが重要です。
天候や体調が優れない日には、無理をせずに電車やバスなどの公共交通機関を利用するのも一つの手です。
特に、雨の日や猛暑の日には、体への負担が大きくなるため、柔軟な対応が求められます。
また、自転車通勤と公共交通機関を組み合わせることで、通勤の選択肢を増やすことができます。
例えば、自宅から駅まで自転車で移動し、その後電車に乗るというスタイルもあります。
さらに、最寄り駅近くの駐輪場に空きがない場合は一つ、二つ隣の駅のそばにある駐輪場を利用することも選択肢の一つに入れてもいいのではないでしょうか。
他には、急な天候の変化などに備えて会社に予備の雨具や着替え、タオルなどを備えておくなども有効です。
このように、状況に応じた通勤方法を柔軟に取り入れることで、無理なく自転車通勤を続けることができます。これにより、通勤ストレスを軽減し、健康的で快適なライフスタイルを維持することができるでしょう。





