「マウンテンバイクで街乗りすると、なぜこんなに疲れるの?」
マウンテンバイクを街乗りに使っていると、「漕ぎ出しが重い」「信号待ちで足が疲れる」などの悩みを感じたことはありませんか?
実は、マウンテンバイクの設計自体がオフロード向けに最適化されているため、舗装路ばかりの街乗りには合わないということが言えます。
この記事では、マウンテンバイクで街乗りする際に感じる疲労の原因を徹底解説。
重量やタイヤ、乗車姿勢など具体的な要因を掘り下げるとともに、疲れを軽減するためのカスタマイズやライディングのコツもご紹介します。
- マウンテンバイクが街乗りで疲れる主な理由
- 簡単にできるカスタマイズと調整方法
- 街乗りを快適に楽しむための具体的な対策
これで、マウンテンバイクでも街乗りがもっと快適に楽しめるようになります!
マウンテンバイクで街乗りすると疲れる理由
1-1. マウンテンバイクの基本設計と特徴
マウンテンバイク(MTB)はオフロードでの走行を想定して設計されています。
具体的には、耐久性の高いフレーム、太いブロックタイヤ、そして衝撃を吸収するサスペンションが特徴です。
これらの要素は、未舗装路や山道での安定性や快適性を高める一方で、舗装路での走行効率を低下させる場合があります。
例えば、一般的なマウンテンバイクの重量はクロスバイクやロードバイクに比べて重く、約12〜15kg以上になることが多いです。
この重量が街乗りの漕ぎ出しや加速を妨げ、疲労を引き起こす要因となります。
また、サスペンションが柔らかい場合、ペダルを踏む力がタイヤの進行方向に十分伝わらず、漕ぐときにペダルが重く感じられることもあります。
1-2. 太いタイヤと路面抵抗の関係
マウンテンバイクのタイヤは一般的に幅が2インチ(約5cm)以上あり、トレッドパターン(溝)が深く、オフロードでのグリップ力を優先しています。
しかし、この設計が舗装路では転がり抵抗を増加させ、疲労を感じる原因となります。
たとえば、街乗りに適したスリックタイヤの転がり抵抗係数が0.005程度なのに対し、ブロックタイヤでは0.01〜0.02程度と2倍以上になることがあります。
この差が舗装路での漕ぎ出しや巡航時の負担として表れるのです。

1-3. 信号やストップ&ゴーが招く疲労
街乗りでは、信号待ちや歩行者の多いエリアでのストップ&ゴーが頻発します。
マウンテンバイクのように重量があり、漕ぎ出しが重い自転車では、この状況が脚力への負担を増大させる原因となります。
具体例として、20秒間の信号待ちからの漕ぎ出しを1時間に10回繰り返す場合、ロードバイクと比較してマウンテンバイクでは約20〜30%多くエネルギーを消費することが研究で示されています。
また、街乗りでの頻繁なブレーキングと再加速の繰り返しが、全体的な疲労感を増加させる要因となります。
このように、マウンテンバイクの設計や街乗り特有の環境が、結果として疲れを感じさせる大きな要因となっています。
1-4. 乗車姿勢と体への負担
マウンテンバイクはオフロードでの安定性を重視して設計されているため、乗車姿勢が街乗りに適していない場合があります。
特にハンドルの位置が低く、サドルとの高さのバランスが合っていないと、肩や腕、腰に過度な負担がかかり、疲労感を引き起こします。
例えば、サドルが適切な高さより低いと、ペダルを回す際に膝に余計な力がかかります。
また、ハンドルが遠すぎると、前傾姿勢が強まり、肩や首に負担が集中します。
街乗りでは頻繁に停車や漕ぎ出しを行うため、これらの負担が積み重なり、最終的には全身の疲労感を増幅させることがあります。
この問題を解決するには、サドルとハンドルの位置を見直し、乗車姿勢をリラックスしたものに調整することが重要です。
具体的には、サドルを足がほぼ伸び切る高さに設定し、ハンドルを少し高めにすることで、街乗りでの疲れを軽減できます。

1-5. 漕ぎ出しの重さとギア比の影響
マウンテンバイクのギア比は、急勾配や悪路を走行するために設定されています。
そのため、街乗りで漕ぎ出す際に負担が大きくなる場合があります。
特に、低速時に必要な力が増え、短い距離でも脚力を多く消耗することになります。
例えば、一般的な街乗りに適したクロスバイクのギア比が軽い漕ぎ出しをサポートする一方で、マウンテンバイクのギア比はその設計上、オフロードでのトラクションを重視しているため、舗装路では非効率になることがあります。
このため、信号待ちや交差点でのストップ&ゴーが多い都市部では、漕ぎ出しの重さが疲労を助長します。
解決策として、街乗り用にギア比を調整したり、軽量なペダルを導入することで負担を軽減できます。
また、頻繁にギアチェンジを行い、効率的な回転数を維持することで、漕ぎ出し時の負担を和らげることが可能です。
1-6. 他の自転車との比較による非効率性
マウンテンバイクはクロスバイクやロードバイクと比べると、街乗りでの効率性に劣る場合があります。
その理由は、フレームの重量、太いタイヤ、サスペンションなどの設計が舗装路では活かされにくいからです。
例えば、クロスバイクは軽量で直進性に優れ、舗装路での走行効率が高いのが特徴です。
一方、マウンテンバイクはこれらの特性を犠牲にしてでも耐久性や衝撃吸収性を優先しているため、同じ距離を走った場合でも必要な体力が異なります。
さらに、ロードバイクは高速巡航を前提とした設計のため、長距離でも快適に移動することができます。
ただし、マウンテンバイクの利点として、歩道の段差や荒れた道に強い点が挙げられます。
そのため、街乗り用途で選ぶ場合は、自分の移動ルートや目的に合わせて自転車を選択することが重要です。
街乗りを快適にするための解決策
2-1. スリックタイヤへの交換で疲労を軽減
マウンテンバイクに装備されている太いブロックタイヤは、オフロードでのグリップ力を重視していますが、舗装路では転がり抵抗が大きくなり、疲労の原因になります。
この問題を解決する一つの方法がスリックタイヤへの交換です。
スリックタイヤはトレッドパターン(溝)が少なく、路面抵抗が小さいため、舗装路での走行効率が大幅に向上します。
例えば、太さ2.3インチのブロックタイヤを、1.5インチ幅のスリックタイヤに交換した場合、転がり抵抗が約30%削減されるとされています。
この変更により、長時間のライドでも脚力の消耗を抑えられます。
さらに、スリックタイヤは静音性にも優れており、街中での走行がより快適になります。
交換は自転車ショップで行うのが安心ですが、自分で作業する場合も比較的簡単です。
価格は1本あたり3000円〜5000円程度が相場です。
2-2. サドルとハンドルの位置調整
街乗りでの疲労感を軽減するには、サドルとハンドルの位置を適切に調整することが重要です。
特に、乗車姿勢がリラックスできるように設定することで、肩や腰への負担を大幅に減らせます。
サドルの高さは、ペダルを最下点にした際に膝が少し曲がる程度が理想的です。
高さが低すぎると膝に余計な負担がかかり、高すぎるとバランスが不安定になります。
一方、ハンドルの高さは、肩や腕に無理な力が入らない位置に設定するのがポイントです。
特に街乗りでは、ハンドルを少し高めに調整することで、前傾姿勢を軽減し、視界を広げる効果も期待できます。
これらの調整は、自転車ショップで専門的なフィッティングを受けるとより正確に行えます。
費用は1000円〜3000円程度が一般的です。

2-3. ギア比を街乗り向けに調整する
マウンテンバイクはオフロード走行用に設計されているため、ギア比が街乗りに適していない場合があります。
このため、ギア比を調整することで、漕ぎ出しの負担を軽減し、効率的な走行が可能になります。
街乗りでは、平坦な道路向けのギア比が求められるため、チェーンリングやスプロケットの歯数を見直すことが有効です。
例えば、チェーンリングを現在の30Tから34Tに変更すると、1回のペダル回転で進む距離が増え、ペダリング回数を減らすことができます。
また、リアスプロケットのギアを狭めることで、スムーズな変速が可能になります。
これらの調整は、自転車ショップでの依頼が便利で、費用は部品代を含めて5000円〜1万円程度が目安です。
自分で作業する場合は専用工具が必要ですが、詳細なガイドを参考にすれば可能です。
2-4. 不必要なサスペンションのロックアウト活用
マウンテンバイクのサスペンションは、オフロードでの衝撃吸収を目的としていますが、舗装路では必ずしも必要ではありません。
特に街乗りでは、サスペンションが動作することでエネルギー効率が低下し、疲労の原因となることがあります。
この問題を解決するためには、サスペンションの「ロックアウト機能」を活用することが効果的です。
ロックアウト機能を使用すると、サスペンションを固定し、ペダリング時のエネルギーが無駄なく推進力に変わります。
これにより、舗装路での走行がスムーズになり、長距離でも疲労感が軽減されます。
ロックアウト機能の使い方は簡単で、ハンドル部分にあるスイッチやダイヤルを回すだけです。
一部のマウンテンバイクでは、走行中でも操作可能なリモートロックアウト機能が装備されています。
購入時にこの機能があるか確認するのもポイントです。

2-5. 通勤や街乗り向けルートの選択
街乗りでの疲労感を軽減するには、信号や交通量が少なく、スムーズに走行できるルートを選ぶことが重要です。
通勤や街乗りに適したルートを計画することで、走行効率を上げるとともにストレスも軽減されます。
例えば、都市部では河川敷のサイクリングロードや公園内の通路を活用することで、信号のストップ&ゴーを避けられます。
また、Googleマップや専用の自転車ナビアプリを活用すれば、交通量が少なく走りやすい道を簡単に見つけられます。
さらに、日中の混雑を避けるために早朝や夜間のライドを検討するのも有効です。
ただし、安全のために十分なライトや反射材を装備しましょう。
定期的にルートを見直すことで、新たな快適なルートを発見できるかもしれません。
2-6. 街乗りに適したマウンテンバイク選びのポイント
マウンテンバイクを街乗りで使用する場合、モデル選びが疲労感を左右する重要な要素となります。
特に、軽量フレームや街乗り向けの仕様を持つモデルを選ぶことで、快適性が向上します。
例えば、アルミフレームやカーボンフレームのバイクは、スチールフレームに比べて軽量であるため、漕ぎ出しや加速が楽になります。
また、フロントサスペンションのみの「ハードテイル」モデルは、フルサスペンションモデルよりも街乗りに適しています。
さらに、電動アシスト付きのマウンテンバイクも検討する価値があります。
坂道や長距離の移動が多い場合、電動アシストの力で疲労を大幅に軽減できます。
価格は10万円台後半からとやや高めですが、通勤などの頻繁な使用には十分な投資となるでしょう。
購入時には、自転車ショップのスタッフに相談し、自分の使用環境やニーズに合ったモデルを選ぶことが大切です。
また、試乗してフィット感を確認することで、より満足度の高い選択が可能になります。
まとめ
マウンテンバイクで街乗りをすると「疲れる」と感じる主な理由には、設計上の特徴や環境的な要因が大きく関与しています。
例えば、オフロード用に特化した重量やサスペンション、太いタイヤの路面抵抗、信号待ちや頻繁なストップ&ゴー、そして不適切な乗車姿勢やギア設定が挙げられます。
これらの要因が複合的に働き、街乗りでの疲労感を増加させています。
しかし、これらの問題には解決策があります。
タイヤをスリックタイプに交換することで路面抵抗を減らし、サドルやハンドルの位置を調整して快適な姿勢を保つことができます。
また、ギア比の調整やサスペンションのロックアウト機能の活用で、エネルギー効率を向上させることも可能です。
さらに、走行ルートの工夫や通勤用の軽量モデルを選ぶことで、疲労感を大幅に軽減することができます。
1. 自分の使用スタイルを理解する
まず、マウンテンバイクをどのように使用するかを明確にしましょう。
街乗り中心であれば、走行距離や路面状況に応じて適切な調整を行う必要があります。
特に都市部では、舗装路で効率よく走るための工夫が欠かせません。
2. メンテナンスと改造で快適性を向上
定期的なメンテナンスやパーツの交換は、快適な街乗りのために重要です。
タイヤやサスペンションの調整だけでなく、ブレーキやチェーンの点検も忘れずに行いましょう。
必要に応じて専門店のアドバイスを受けることをお勧めします。
3. 最適なモデル選び
街乗りに適したマウンテンバイクを選ぶことも、疲労を減らすための重要なポイントです。
軽量フレームや電動アシスト付きモデルを検討することで、快適な移動が可能になります。
また、試乗して自分にフィットするバイクを選ぶことも大切です。
マウンテンバイクは本来オフロード向けに設計されていますが、適切な調整と工夫を加えることで街乗りにも十分対応できます。
今回ご紹介した方法を参考にして、自分に合った快適な街乗りスタイルを見つけてください。





